【全国若手市議会議員の会】四国ブロック研修_「石鎚エリアの観光振興の取組について」

10月28日、全国若手市議会議員の会の四国ブロックのオンライン研修に参加しました。

研修2コマ目は「石鎚エリアの観光振興の取組について」株式会社ソラヤマいしづち企画管理部長石川智弘氏より説明を受けました。

 

「石鎚エリアの観光振興の取組について」

 

石鎚エリアというのは四国山脈の山々の中にある西日本で一番高い山、石鎚山をメインとしたエリアで4市町村が跨っており協力して取り組みを行っています。

R2.10.28四国ブロック研修

 
道後、今治のしまなみなどの側にあるが、これまで4つの市町でそれぞれ観光PRを行っていたため、旅をされる方にすると伝わりづらく、観光地という認識で訪れられているエリアではなく、観光資源があるにも関わらずフォーカスされてこなかった地域とのことです。
 
そこで、何市に行こう、何町に来てくださいというPRではなく旅をされる方に情報整理をし、戦略的に分析した上で発信を行うワンストップ窓口を作り、いしづちブランドの確立を目指し県境をまたぐ自治体と民間企業が連携し自治体、銀行、電力、放送9主体より出資をし、設立した法人がソラヤマいしづちです。
 

R2.10.28四国ブロック研修

 
 
アウトドアに特化したプロモーション、タビマエ 、タビナカでの段階ごとの情報発信、旅行業としてのビジネス展開も行っており、差別化するためのキーポイントなど、大月市に共通した課題もあり、非常に参考になりました。
 

R2.10.28四国ブロック研修

 
 
 
また、地域の観光人材育成を目指し、受講者に事業化と経営のすべを学んでもらうソラヤマいしづち編集学校を開講し、伴走型の担い手育成プログラムを提供しています。
受講者が作るプランにどんどんダメ出しをしながら徹底して指導していくとの事で、セミナーで聞いて終わりというのは違い、この方法は有効だなと感じています。

R2.10.28四国ブロック研修

 

 

今後、収益の安定化と、予算建の措置がなくなった時にどう収益を確保していくかが課題で、現在はふるさと納税運営業務も受託し、日常の業務オペレーションをRPAを活用し自動化するなど、効率化を図りながら、収益源の更なる確保を目指していくとの事です。

 

 

PR動画も拝見しましたが、市や町名を一切出さず、いしづちというイメージに特化した戦略で戦っており、本当に興味が湧きました。自分自身も体験してみたいというコンテンツがたくさんあったので四国に伺った際は行ってみたいと思います。R2.10.28四国ブロック研修