【令和3年12月定例会 一般質問 4.個別避難計画について】

【令和3年12月定例会 一般質問】

 

12月15日に令和3年大月市議会12月定例会の代表質問・一般質問が行われ、一般質問を行いました。

 

今回は、「教育について」、「孤独、孤立について」、「結婚支援について」、「個別避難計画について」大項目4問の質問を行いました。

 

 

 

4項目の質問をそれぞれ、質問内容、答弁に分け掲載していきます。

以下、質問項目です。

 

 

質問4.個別避難計画について

 

Q1.「個別避難計画の作成に向けての取り組みは」

 

個別避難計画の作成についてです。本年5月、災害対策基本法の一部改正により、避難の実効性の確保に課題があることなどから、個別計画は個別避難計画と名称が変更になり、その作成が市区町村の努力義務と位置づけられました。今後、本市では、作成に向けどのように取り組んでいくのか伺います。

 

【答弁】

 

A1.「専門職、地域の皆様の協力も頂きながら進めていく

 

災害対策基本法においては、自ら避難することが困難な者であって、その円滑かつ迅速な避難の確保を図るために、特に支援を要する者を避難行動要支援者として、その名簿を作成しなければならないとされております。

また、避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針においては、災害時の避難支援等を実効性のあるものとするため、名簿の作成と併せ個別計画を策定することが望ましいとされております。

全国的には避難行動要支援者名簿の作成は進んでおりますが、名簿作成だけでは要支援者の避難に課題があることから、令和3年5月に災害対策基本法の一部が改正され、市町村は個別避難計画の作成が努力義務となりました。

 

個別避難計画につきましては、災害時に特に支援が必要な方の避難行動要支援者名簿を作成し、その名簿において災害警戒区域内に居住する避難行動要支援者を抽出し、本人からの同意を得ることができた方から個別避難計画を作成していく必要があります。

本市においては平成17年に大月市災害時要援護者登録制度実施要綱を制定し、避難行動要支援者名簿は作成してありますが、個別避難計画の作成は進んでいないため、個別避難計画を作成する機能を持つシステムの導入の検討を進めております。

今後、個別避難計画の作成に当たり、庁内における連携を強化し、介護支援専門員などの福祉専門職、自主防災会や地域の皆様の協力もいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

【再質問】

 

【実際に避難できるよう作成を。】

 

ここで大事なのが、個別避難計画は実際に避難できるようつくられることであり、災害やそのときの状況に応じて誰に助けを求めたらよいか、そしてどのように避難をしたらよいか、一つ一つ確かめながら作成がなされ、それが実際に可能であるかどうかです。

そこで再質問したいと思いますが、今までは災害時要援護者登録制度に基づいて名簿の作成がされていた。

更新していくということは、誰が、どのように助けて避難をしていく、避難ができるかとかということの確認がなかなかできていなかったと思うのです。

個別避難計画作成に進むということではあるのですけれども、その辺りについてどのように対応していくのか、考えがあれば伺いたいと思います。

 

【答弁】

 

【実効性のある計画にしていきたい】

 

今までの名簿につきましては、自治会に配布等にしておりました。

今後につきましては、確かに市の職員が向かうことは不可能に近いかと思っていますので、自治会、防災会がこの方に対しての支援をお願いしたいとか、そのような形での支援が必要だと考えております。

ただ、それが一番難しいということは承知の上ではありますけれども、防災会等との協議を進める中におきまして、実効性のある計画にしていきたいと考えております。

 

 

【棚本の意見】

 

【登録者数ではなくお一人お一人の状況に応じた計画を。福祉関係者などの意見も聴きながら丁寧に取り組みを進めて頂きたい。】

 

個別避難計画をつくるに当たって、名簿にはもちろん記載もしてきますし、誰に、どなたに、どういうふうに手伝ってもらいながら避難をしていくというところまで書いていくということになると思うのです。

福祉の関係者の人たちも、ケアマネさんとも協力しながらつくっていかなければならないと思います。しかし、支援する人たちも実際にそこに行けるかどうかもなかなかやっぱり分からない。

そういった課題もあるから非常に難しいと思っています。

 

まずは、100人登録する、200人登録するという数を追い求めるのではなく、個別のお一人お一人の避難ができない方の状況に応じて実効性のあるものをつくっていっていただきたい。

 

より実効性のある計画にしていくためには、計画をつくる段階、個別でお一人お一人の方とやり取りをする段階においても、水害なのか、土砂災害なのか、そのときには誰が行けるのか、そういう丁寧な取組を進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 


 

質問項目1.「教育について」

※別ページにて詳細を掲載します。

「教育について」はこちら

 

質問項目2.「孤独・孤立について」

※別ページにて詳細を掲載します。

「孤独・孤立について」はこちら

 

質問項目3.「結婚支援について

※別ページにて詳細を掲載します。

「結婚支援について」はこちら