【令和3年3月定例会 一般質問 4.デジタル化の推進と情報発信力の強化について】

【令和3年3月定例会 一般質問】

 

3月10日に令和3年大月市議会3月定例会の代表質問・一般質問が行われ、一般質問を行いました。

 

今回は、「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について」、「第2期大月市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定について」、「財源確保について」、「デジタル化の推進と情報発信力の強化について」大項目4問の質問を行いました。

 

 

4項目の質問をそれぞれ、質問内容、答弁に分け掲載していきます。

以下、質問項目です。

 

 

質問4.デジタル化の推進と情報発信力の強化について

 

Q1.「令和3年度の取り組みは

 

デジタル化の推進と情報発信力の強化について質問を進めてまいります。
 
まず、令和3年度の取組について伺います。機構改革によるデジタル担当の設置、株式会社アナザーワークスと連携協定の締結による複業人材の確保、情報発信強化事業として地域おこし協力隊の募集を行うという3つの取組が新たに始まることになると、それぞれの果たす役割はどうなるのか、具体的にどのようにデジタル化の推進と情報発信力の強化、充実に取り組んでいくのか、市の考えを伺います。
 
 

Q2.「ライン公式アカウントの導入を」

 

次に、ライン公式アカウントの導入についてであります。

これまで市の情報発信、広報、周知についてホームページのリニューアル、ソーシャルメディアの活用についてなど様々な場面において提案をしてきておりますが、令和2年9月定例会において、地方公共団体向けライン公式アカウントの無償化という状況もあり、導入がスムーズであること、利用者の世代が幅広く、利用者数が多いことから、ライン公式アカウントの活用が有効ではないかと考え、活用を進めるべきと質問をし、導入する方向で検討を進めているとの答弁をいただいております。

 

ここで改めて伺います。

有事であるコロナ禍において、適時適切な情報発信が必要である。市民に情報が届きやすく、伝わるツールが必要と考えます。そこで、ライン公式アカウントを導入し、情報発信に活用すべきと考えますが、市の考えを伺います。


 
 

【答弁】

 

A1.「行政手続のオンライン化、オープンデータの推進、人材育成の取組、ICT教育、防災情報の充実、高度化を検討していきたい

 

令和3年度の機構改革により企画財政課情報担当が秘書広報課デジタル担当に変更となります。

デジタル担当は広聴広報担当と同じ課となることにより連携強化を図り、それぞれが持つ情報発信力等の強化が図られることとなります。

また、株式会社アナザーワークスとの連携協定においては、複業人材の確保により本市の広聴広報機能の点検と充実、デジタルトランスフォーメーション推進におけるアドバイスをいただくことにより、庁内の業務効率の改善と向上等につなげたいと考えております。

地域おこし協力隊においては、写真、動画撮影等に秀でた人材を採用し、本市の魅力を多くの手段で発信していくことを目的としております。

 

令和3年度の取組としては、株式会社アナザーワークスとの連携協定により情報発信等における意見をいただき、その意見を広聴広報担当、デジタル担当が関係各課等と協議及び調査研究し、情報発信力の強化及びデジタル化の推進を図り、必要とされる情報を多くの方々に提供するシステムを構築し、新たな情報発信力等により地域おこし協力隊が本市の魅力を発信していきたいと考えております。

また、デジタル化の推進については、行政手続のオンライン化、オープンデータの推進、人材育成の取組、ICT教育、防災情報の充実、高度化を検討していきたいと考えております。

 

 

A2.「活用すべきであるとの方向で研究、議論している

 

次に、ライン公式アカウントの導入についてであります。

新たなソーシャルメディアの導入について調査研究を行うため、大月市情報化推進委員会研究会を開催し、研究を進めております。

研究会では令和2年9月から6回にわたり、他の自治体の事例、庁内アンケート、事業者からの提案及び近隣自治体との情報交換などを行ってまいりました。

フェイスブックでの情報発信だけでなく、より多くの方々に発信するため、ラインをはじめとする新たなソーシャルメディアの導入は効果的であり、活用すべきであるとの方向で研究、議論しているところであります

 

なお、ラインについては、独自サービスの提供を行う場合、環境構築の費用や運用のランニングコストが発生するため、有償版を利用するためにはサービス機能の実態などを踏まえ、さらなる検討が必要になると考えております。

今後は、研究会からの報告を踏まえ、どのような形での導入がよいのかも含め決定していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

 

 

【棚本の意見】

 

誰も取り残されないデジタル化、伝わるデジタル化の推進を

 

ライン公式アカウントの導入に関しては、どのような形での導入がよいのかも含め決定していきたいとのことですので、市民への情報発信、交流、災害時の発信、アンケートなどなど様々な活用方法ありますので、研究会の報告を踏まえ決定をしていっていただきたいと思っております。

 

情報発信、デジタル化の推進に関して、それぞれの果たす役割、そしてどのように取り組んでいくのかについては、これまでも民間登用や機構改革も含めて検討を行っていただきたいと伝えてきました。人材の確保と機構改革による連携の中で、情報発信、デジタル化の推進に向けてスタートをしていくものと認識をしました。

これからは生まれた新しいニーズや眠っているまちの財産、ICTやテクノロジーの力によってマッチングさせることや、何をとがらせて発信すべきか見直す絶好のチャンスでもあります。

 

しかし、一方で、使えない、使われないことには始まりません。

大月市の現状に目を向け、使われないデジタル化ではなく、受け入れやすいデジタル化、高齢者のストレスになるようなものではなく、取り残されないデジタル化、伝わる情報発信デジタル化の推進をしてください

便利だなと感じたことは広がります。逆に便利ではない、わざわざ使う必要がないものというのは、広がりは見せません。時代が大きく変化するときだと思っています。

 

市政運営においては、当然今までこうだと思っていたことを疑い、意識を変え、これまでと違った物差しで測られるようになった地域の価値の再発掘をし、外からの視点を取り込むとともに、冒頭申し上げましたが、ここに住んでいる方がずっと住みたいと思えるような、住民の満足度に改めてしっかりと目を向けていただき、地域の暮らしの現状にも目を向けていただくことを改めてお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。

 

 

 


 

質問項目1.財新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について

※別ページにて詳細を掲載します。

財源確保についてはこちら

 

 

質問項目2.第2期大月市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定について

※別ページにて詳細を掲載します。

第2期大月市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定についてはこちら

 

 

質問項目3.財源確保について

※別ページにて詳細を掲載します。

財源確保についてはこちら